2ntブログ

目に見えない「信頼」を信じるということ

とあることで、御主人様と大喧嘩をしました。それは私があることを知ってしまったから。知らなければ良かったと思う一方、もしこのタイミングで知らなかったら、永遠に知らないままだったことを思うと、知って良かったとも思う、そんな出来事でした。

御主人様は「嘘はついてない。知らなくていいことを言わないだけ」と言いました。

私はそれは「ずるい」と思っています。それは嘘さえ言わなければ、相手にとって知ったら不都合な事実を単に隠し通すための言い訳にすぎないと感じるからです。私はそれが良いという関係が続くなら、今後なにをもって、どれを真実か分からないと答えました。御主人様が口に出すことは「全てが事実」だとして、それは信用しています。少なくとも私に対して嘘はつかないと信じているからです。しかし、嘘はないけど、黙っていることもあるかもしれないと、常に思いながらって精神的に苦しいし、そんなことで信頼関係が保てるとは到底思えず、この先ずっと疑心暗鬼になるなって思って、非常に危機感を感じました。

私たちは基本的に日曜日と祝日以外は朝も帰りも電話で話をします。お昼休みもLINEをくれます。1日にあったことはお互いに何でも話してきました。

今後は「でも、何かまだ言ってないことが本当はあるんでしょ」って毎回の会話の中で感じていたら、ものすごく不快な感情を毎度毎度感じながら生きていくということです。

今回の出来事は、私にとっては「裏切り」だと感じることでした。到底納得できないし、理解もできません。なぜなら、私がそのことを知れば嫌な気持ちになるって分かっていたから黙っていたわけで、御主人様にもこれは相手に言えないこと、言わない方がいいことっていう自覚があったからこそ、私に内緒にしていたと思うから。

一見「思いやり」から生まれる言葉のような「知らなくていいことを言わないだけ」は、私にも必要なときがあります。それは御主人様の家族について。そのことだけは私は知りたくないと前々からお願いをしていて、話題にしないように頼んでいます。そして御主人様は極力それを守ってくれていました。しかし、半年以上前になりますが、御主人様があれだけお願いしていた私の聞きたくないことを話してきたことがありました。ついつい、ではなく、あえて聞かせようと思って話をしてきました。私はあまりにも苦しくて、泣きながら聞きました。

「何でも共有したい。知ってほしかった」

そう話した御主人様。私はその時はまだ2人の中に「内緒」のことなんてなに1つないと信じ切っていたので、御主人様がそこまで言うならと、苦しい思いをしながら話を最後まで聞きました。そして限界を超えた私の精神はついに崩壊しました。私の中で消化するには苦しすぎて、その話のあと、私は普段なら絶対にあり得ないことを起こしました。あの話さえなければ、起こらなかったと思います。

私が聞きたくないということは話してきて、聞かない方がいいと判断されたことは内緒にされて。

私の中で、今まで培ってきた「なんの疑いもなく100%築き上げてきた信頼関係」が一気に崩れました。御主人様のいう言葉に証拠もありません。ただただ本人がいうことを「信じるしかない」という状況で、何をもって信じればいい?言ってないことはほとんどないという御主人様。ほぼほぼ全ては何でも話してるって。それはそうだと思う。

目に見えない「信頼」というあまりにも曖昧であやふやで、そして何よりも大事なもの。これを信じられなくなったら、何を信じたらいい?「俺を信じろ」って言うけれど、それは今となっては前と同じようにってなると非常に難しい。だって「まだ言ってないことがあるんでしょ」って常に思いながら聞くことになるから。「私にとって知ったら不都合なことは黙っておくんでしょ」って。

「発言された言葉そのものは100%真実」だとして、私はそれは信じることができる。けれど、御主人様の中で「残りの言っていないこと」が何%あるか分からないけれど、そこに何が隠されているの?って毎日思いながら過ごしていくって思うと、正直しんどい。しんどいというから、つらい。今まで純粋に信じられたことが一気にできなくなったから。

「お前には理解できない。男の性だ」と言われたら、もう何も言えない。私が同じことをしても俺が知ることがなければすればいい。お前がするとは思ってないけど。お前はしない。

それってずるくない?自分はしてもいいけどって。主従の対等じゃないってそういうこと?私は何をもって信頼し、何をもって尊敬したらいい?尊敬の気持ちがなければ、この関係は続かない。それは私が前々から話してきたこと。誇りに思える人でなければ、付いていけない。私は御主人様にはカッコいい人でいてほしい。見た目もそうだけど、中身も。人として信頼でき、尊敬できる人でいてほしい。

誤解はしていない。浮気でもない。何が真実であったか、御主人様が話してくれたことだけについてはそうだったんだと信じている。それをした理由も知っている。けどね。私はまだ消化できていない。

私たちは「2人は何でも話し合う。相談する。共有する」を大切にしてきたから。私がそうしてきたから、御主人様もそうだと純粋に思っていた。私は何でも話している。隠し事は本当になに1つない。世の中には「ホワイトライ」が必要だとは思っている。けどそれは純粋に相手を思いやってでる嘘であり、自分にとって不都合なことを隠すために使うものではない。

私たちは「仲良し」これは事実。ほとんどの価値観が合っていて、居心地がいい。それは無理に作り出せるものではなく、相性の問題だから、この雰囲気は非常に大事だと思っている。お互いがお互いといて幸せって感じられるこの関係性がとても好き。けど100%同じ価値観でもない。だからそのときに衝突する。私の中では、奴隷のほうが考え方を曲げるなんて思考は一切ない。とことん話し合って、お互いにどうしたらもっといいようになるか、その問題から逃げずに解決したい。逃げても同じことを繰り返すだけ。同じことが2回も3回も続くなら、それは進歩がない。そんな関係に意味はない。常に今日よりも明日が、明日よりも未来が良くなるように、努力はし続けなければならない。

自分たちの未来は自分たちが創っていく。

今のこの状況で、私たちはどんな未来を創っていけるだろう。まだ答えは出ていないけれど、ちゃんと向き合っていきたい。大切な人だから。

私はこの大喧嘩の後、右手に付けていた御主人様からもらった指輪を外した。2日間外していた。ふとした瞬間に指輪がないことに違和感。あるべきものがないと変な感じ。でも、指輪を付けたい気持ちになれなかった。御主人様に関するものは全て遠ざけた。パソコンのデスクトップのツーショットも変えた。持って帰ってもらえなくて飾っていた8枚の年賀状も外した。2人で行った美術館などのポスターは捨てた。そして写真を消去した。

大切な人だからこそ許せないことがある。こんなに苦しい思いをして、これが今後も続くならもう無理だ。あのことを知る前には戻れない。

もう逢わないで別れるつもりだった。それくらいの出来事だった。でも、お互いの気持ちを伝え合い、聞いて理解できないこともあったし、納得できないこともあったけれど、お互いに大切だと思っていることは確かだということも分かっている。

私たちが喧嘩をすると、御主人様は「何でもお前の思う通りにいくわけがない」とよく言う。今まで何回言われただろう。けどね、私は8年間、ごくごく普通のカップルが当たり前にできることをずーーーーっと我慢してきて、これからもそれが続くの。いつでも電話ができるわけじゃない。休みの日に逢えない。お盆や正月を一緒に過ごせない。誕生日当日やクリスマス当日もなかなか難しい。私はどれだけの普通のことを我慢してきているか。思う通りの生活なんてむしろ送ってみたい。普通の人が何も考えずにできることを遠慮せずにしてみたい。そんな我慢我慢の日々の私にそんなことを言うの?どれだけ我慢させたら気が済むの?エンドレスにずっと待ってるって思ってるから、いつまでも待たされる。終わりなんてこないと思ってるから、2重生活をずっと続けている。私はそう感じてしまう。お前ならずっと待ってる。信じてる。私はそのうち一緒になれるってずっと信じてた。信じて信じて叶わず8年が経った。まだ我慢が必要?私の愛情を人質にして、いつまでもお前なら待ってるって。待ってるよ。ずっと。でもね、いつまで?私だって年を取るんだよ。御主人様だって年を取るんだよ。寿命がいつか来るんだよ。一緒に過ごせる日は毎日減っていっているんだよ。

私は2日間泣き続け、目は腫れて、瞼が痙攣していた。こんなに大切なのに別れないといけないの?どうして?仲良しのはずなのに、どうして気持ちがすれ違う?

目の前で会って抱き合えば、心が軽くなった。そして本音を自分の言葉で伝えられた。文字じゃだめなんだ。言葉は会って目の前で自分の口から言わないとちゃんと伝わらない。外していた指輪は御主人様がはめてくれた。

私は負の感情が大きいと逝かない。今回もあの出来事がフラッシュバックしてきて、逝けなかった。どんどん冷めていく。何回も確認する。忘れることはできないけれど、それに上書きしてもらって、少し払拭できた気がして、最後は逝けた。トラウマになって出来なくなったことができた。多分もうそれをすることは難しいと思っている。体も心も拒否してしまう。

それなら、これは無理でも、新しい2人の関係を別の方法で築いていけると思う。御主人様は私にそれをして欲しいんだと思うけれど、私がきっと拒否反応を示すと思う。

大切なことは2人の気持ちだから、やれないことがあっても、違う方法で納得してもらいたい。また新しい2人の関係を築いていきたい。
プロフィール

生涯奴隷

Author:生涯奴隷
御主人様の専属生涯奴隷になることが私の生きる道。私が唯一輝ける場所。それは御主人様の足元。

アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
大切な大切な記念日
カッティングしてもらってから
御主人様の傍に引っ越してから
中出し100回目から
リンク(定期的に更新があり交流のある方々)
カテゴリ
カレンダー
07 | 2023/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
検索フォーム
ブログパーツ