ある日、御主人様がネットで、とあるイスを買おうかなと。
元々イスが好きな御主人様。
でもそのイスは将来の私のイスだと言ってくれました。
私はイスには特にこだわりはなく、長時間座っても痛くならないのが最優先。
そのイスは私のためのものとは言ってくれましたが、
私の家に一旦届いたあとは自分の家に持って帰ると言っていました。
私は少しワガママを言いました。
「奥さんには絶対に座って欲しくない」と。
御主人様が自分でお金を払って買うイスなので、
御主人様が家に持って帰るのはもちろんいいです。
それを私にとめる権利はありません。
でも、御主人様が自分の家に持って帰れば、
奥さんがそれに座る可能性があるわけです。
日常的に座らずとも、初めて持ち帰った日に試しに座ってみるかもしれません。
「お前のイスじゃないんだから座るな」とは絶対に言えないはずです。
となると、奥さんが数秒かもしれないけど、そのイスに座る可能性が予想できるのです。
私は・・・・・・・たった1秒でも奥さんが座ったイスなら将来私のイスとしては認められない。
絶対にイヤ。
ともかく奥さんが触れたものはどんなものだって絶対にイヤ。
食器・タオル・寝具・家具・家電。
全部が全部を買いなおすにはお金が必要ですし、
御主人様が自分の好みで2枚ずつ集めた食器があることも知っています。
でも、これは再婚する人の相手への思いやりだと思っているので、絶対に譲れません。
私も御主人様と住む家には離婚前の品は持って来ていません。
前の旦那が使っていたものを次の人に使わせるなんて失礼にもほどがあると思うから。
別に気にしないという人もいるとは思います。
前の人が使っていた食器で食事を取ったり、タオルで体をふいたり、
前の人と一緒に寝たベッドで寝るのが平気な人もいるでしょう。
私は、絶対に無理です。
勿体無いとかそういう問題ではないのです。
私にとっては、心から気持ちよく住むために最低限必要なことなのです。
もしも今の奥さんが使っているものをそのまま私にも使えといわれたら、
私は一緒には住めません。
「絶対に奥さんが座らないようにイスを守ってくれますか?」
「絶対とは約束はできない」
「俺がいないときだってあるし」
御主人様がそのイスは将来の私のためのものだけど、
自分の家に持って帰ると言って、しかもイスを守れるとは約束できないと言われたとき、
涙がとまりませんでした。
「なら買うのやめるか?」
私があまりにも泣くもんだから御主人様が購入を諦めようか?と。
実はそのイスは中々市場に出ないものらしく、今が購入チャンスだと。
いつでも売っているものならば一緒に暮らすことが決まってからでいいですが、
そもそも売りに出にくいものならば、タイミングが大切になります。
私は御主人様が買いたい気持ちを邪魔したいわけじゃないのです。
でも・・・・・私にもどうしても譲れない想いがあるのです。
数日後、まぁまぁの大きさの段ボールでイスが私に家に届きました。
ワクワクしながら梱包を開きます。
慎重に段ボールを開けて、中からイスを取り出します。
そこから写真撮影大会(笑)
様々な角度から写真を撮って、御主人様に送ります。
仕事帰り中の御主人様から電話があり、
イスの話で盛り上がりました!
「座ってみろよ」
「私が1番に座っていいんですか?」
「いいよ」
「お前に1番に座らせるためにお前の家に送ったんだから」
御主人様が未来の私のために買ってくれたイス。
私は何回も何回もそのイスを見て、なんとも言えない感動を覚えました。
イスそのものに興味があったわけじゃないのに、すごく特別に思えます。
すでに私にとっても宝物です。
御主人様が数日後に私の家に来れて、初対面。
眺めたり座ったり。
すごく良い買い物をしたと、満足そうです。
プチプチに大切にくるんで、御主人様の自宅まで車で運びました。
正直いって、御主人様がイスを持って帰った時点で、
奥さんが1回も座らないは無理だと思っています。
将来本当に一緒になれて、そのイスを差し出された時、
私は自分がどんな気持ちでそのイスに座るのか、
今は想像ができません。
「きっと奥さん座ったんだろうな」って思いながら、
でも御主人様に「座りましたよね?」とは聞けず、
きっと座ってないって自分に言い聞かせるかもしれません。
すごく大切なものだと感じている分、ちょっと複雑な心境です。
でも、やっぱりこうやって「2人の思い出」が増えることは幸せです。
クリックしていただけると嬉しいです^^
元々イスが好きな御主人様。
でもそのイスは将来の私のイスだと言ってくれました。
私はイスには特にこだわりはなく、長時間座っても痛くならないのが最優先。
そのイスは私のためのものとは言ってくれましたが、
私の家に一旦届いたあとは自分の家に持って帰ると言っていました。
私は少しワガママを言いました。
「奥さんには絶対に座って欲しくない」と。
御主人様が自分でお金を払って買うイスなので、
御主人様が家に持って帰るのはもちろんいいです。
それを私にとめる権利はありません。
でも、御主人様が自分の家に持って帰れば、
奥さんがそれに座る可能性があるわけです。
日常的に座らずとも、初めて持ち帰った日に試しに座ってみるかもしれません。
「お前のイスじゃないんだから座るな」とは絶対に言えないはずです。
となると、奥さんが数秒かもしれないけど、そのイスに座る可能性が予想できるのです。
私は・・・・・・・たった1秒でも奥さんが座ったイスなら将来私のイスとしては認められない。
絶対にイヤ。
ともかく奥さんが触れたものはどんなものだって絶対にイヤ。
食器・タオル・寝具・家具・家電。
全部が全部を買いなおすにはお金が必要ですし、
御主人様が自分の好みで2枚ずつ集めた食器があることも知っています。
でも、これは再婚する人の相手への思いやりだと思っているので、絶対に譲れません。
私も御主人様と住む家には離婚前の品は持って来ていません。
前の旦那が使っていたものを次の人に使わせるなんて失礼にもほどがあると思うから。
別に気にしないという人もいるとは思います。
前の人が使っていた食器で食事を取ったり、タオルで体をふいたり、
前の人と一緒に寝たベッドで寝るのが平気な人もいるでしょう。
私は、絶対に無理です。
勿体無いとかそういう問題ではないのです。
私にとっては、心から気持ちよく住むために最低限必要なことなのです。
もしも今の奥さんが使っているものをそのまま私にも使えといわれたら、
私は一緒には住めません。
「絶対に奥さんが座らないようにイスを守ってくれますか?」
「絶対とは約束はできない」
「俺がいないときだってあるし」
御主人様がそのイスは将来の私のためのものだけど、
自分の家に持って帰ると言って、しかもイスを守れるとは約束できないと言われたとき、
涙がとまりませんでした。
「なら買うのやめるか?」
私があまりにも泣くもんだから御主人様が購入を諦めようか?と。
実はそのイスは中々市場に出ないものらしく、今が購入チャンスだと。
いつでも売っているものならば一緒に暮らすことが決まってからでいいですが、
そもそも売りに出にくいものならば、タイミングが大切になります。
私は御主人様が買いたい気持ちを邪魔したいわけじゃないのです。
でも・・・・・私にもどうしても譲れない想いがあるのです。
数日後、まぁまぁの大きさの段ボールでイスが私に家に届きました。
ワクワクしながら梱包を開きます。
慎重に段ボールを開けて、中からイスを取り出します。
そこから写真撮影大会(笑)
様々な角度から写真を撮って、御主人様に送ります。
仕事帰り中の御主人様から電話があり、
イスの話で盛り上がりました!
「座ってみろよ」
「私が1番に座っていいんですか?」
「いいよ」
「お前に1番に座らせるためにお前の家に送ったんだから」
御主人様が未来の私のために買ってくれたイス。
私は何回も何回もそのイスを見て、なんとも言えない感動を覚えました。
イスそのものに興味があったわけじゃないのに、すごく特別に思えます。
すでに私にとっても宝物です。
御主人様が数日後に私の家に来れて、初対面。
眺めたり座ったり。
すごく良い買い物をしたと、満足そうです。
プチプチに大切にくるんで、御主人様の自宅まで車で運びました。
正直いって、御主人様がイスを持って帰った時点で、
奥さんが1回も座らないは無理だと思っています。
将来本当に一緒になれて、そのイスを差し出された時、
私は自分がどんな気持ちでそのイスに座るのか、
今は想像ができません。
「きっと奥さん座ったんだろうな」って思いながら、
でも御主人様に「座りましたよね?」とは聞けず、
きっと座ってないって自分に言い聞かせるかもしれません。
すごく大切なものだと感じている分、ちょっと複雑な心境です。
でも、やっぱりこうやって「2人の思い出」が増えることは幸せです。
クリックしていただけると嬉しいです^^