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「頑張ること」からの解放

御主人様は、私のことを何でもお見通しです。
本当に何でも。

私が一体どういう人間で、本当はどうありたいのか。
この世で、本当の私を知っているのは御主人様しかいないです。

本当の私は、弱くて甘えん坊で泣き虫で。
すっごくかまってちゃんで、手がかかってめんどくさい。

でも、そんな私でいたことは今までに一度もないのです。

周りの人が私に抱くイメージは、まるで反対です。
しっかりしてて、頑張り屋で、何でも完璧にできて、最後まで遣り抜く努力家。
これが私のイメージ。

しかし、私は決して器用でもなければ、才能もない。
だからこそ、努力をするしかない。
そう思って、ただただ労力を惜しまずに努力をしてきただけのことです。
その結果、認めてもらえることも多いけれど、さらに逃げ道がなくなっていく。

「あなたなら大丈夫」

『自己犠牲体質』の私は、自分の幸せより相手の幸せを優先させてしまいます。
それが別に苦ではないのです。
周りの人が幸せになると、自然に自分も幸せになります。
だから、優先順位は常に 相手>私。

いつしか、能動的に自分が幸せになるなんてことを忘れていました。
むしろ、幸せになってはいけないような錯覚にすら陥っていました。

「我慢をすること」がいつしか習慣になり、本音を言わなくなっていました。
自分の感情や欲望を表に出すことは悪いこと。

だから私には欲がありません。
「~が欲しい」「~がしたい」 

「いい子」でいなければならなかった私にとって、「欲」は不必要なものでした。
常に相手が何を自分に望んでいるのかを考え、相手が喜ぶために。

私は、これが「幸せ」なんだと思っていました。

御主人様に逢うまでは。。。。。。


御主人様は、私に初めて全身全霊の愛情を与えてくれました。
私が本当は、弱くて甘えん坊で泣き虫で、かまってちゃんなのを
見抜いて、「甘えろ」って言ってくれました。

生まれて初めて「甘えろ」って言われたのです。

今まで、何が何でも自分1人で立ってきた私に「俺に寄りかかれ」と。
それがどれほどに私の肩の荷をおろしてくれたか。

「もう頑張らなくていい。お前は俺の愛情を感じとけ。隣で笑っとけ」
「寒いときは手足をあっためてやるから、しっかりくっついとけ」
「誰よりも何よりも愛してる」
「お前が1番」「特別どころじゃない」
「絶対に捨てないから安心しろ」「生涯飼ってやるから」


私は、御主人様の愛情をめいっぱい浴びて、信じられないくらい理解してもらって。
すごくすごく幸せを感じていました。

でも・・・・・・・それと同時に、情けなくて悔しい気持ちもありました。

御主人様が私のことを理解してくれれば理解してくれているだけ、
私は凹んでしまったのです。

あれほどの大きな愛情をもらっているのに、同じだけの愛情を返せない。
あんなに理解してもらっているのに、私の御主人様への理解度は全然足りない。

私はもらってばっかりの自分がつらくて悲しくて情けなかったのです。

私だって、御主人様のこと愛しているのに、それをどう伝えれば?
私が与えてもらっている愛情の量と、私からの愛情の量は同じじゃないはず。
気持ちとしては同じ量のつもり。それくらい私も愛している自覚がある。自信がある。
でも、それをきちんと伝えられている自信がない。

御主人様は、私のこの話を聞いて、悲しくなってしまいました。
「お前はそんなこと考えなくていいの」
「お前はただ幸せになればいいの」
「俺はね、SMとか主従とかそんな小さな枠でお前のことを考えてないから。
お前のことを幸せにしたいって思ってるから厳しくもするし甘えさせるし」
「誰よりもお前のことを愛してる」
「絶対にお前のことを守ってやるから」


わたしは、「幸せになれ」「甘えろ」そんなことを言われたこともなかったですし、
考えたこともありませんでした。

「私が我慢することで相手が幸せになる」
それが私の普通だったのです。
まるで、自分が幸せになることが罰当たりのような気すらしていました。

私はもう「頑張らなくていい」そうです。
まだまだ甘え方がわからない私です。
時に甘えすぎて、時に遠慮しすぎて。
初めての感覚にとまどいと嬉しさと。

わたし、「幸せになってもいい」って言われたんです。

わたしの幸せは御主人様の足元に一生いること。

御主人様、私はもうすでに充分に幸せです。
御主人様に出逢えただけで、私は幸せなんです。


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Author:生涯奴隷
御主人様の専属生涯奴隷になることが私の生きる道。私が唯一輝ける場所。それは御主人様の足元。

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