2ntブログ

「その店は私にとって大切な場所なんです」

ある日、御主人様とデートに行って来ました。
この日は大雨。
バケツをひっくり返すほどとはよく言ったもので、
まさにそんな感じ。


大雨の中、車を走らせる御主人様。
私は助手席でまったり。
御主人様の隣はいつだって幸せ。
お揃いで買ったばかりのサンダルデビューもしたし、
雨だけど一緒にいれればいいもん!


でも、この日すごく悲しい時間があったのです。
それは車での出来事。

御主人様が「この前の日曜日に○○で仕事用のズボンを買ったよ」と。

仕事用のズボンを買いたいことは前から聞いていました。
私にとって何が悲しかったって。

御主人様がその日に買ったそのお店。
そのお店は御主人様がよく私に洋服を選んでくれるお店なのです。
店舗は違います。
でも同じ店。
そして御主人様の家の近くならきっとあそこ。

私がイメージしたものは、そのお店を歩く奥さんとの姿。
日曜日に出かけるということはそういうこと。

御主人様は言わなかったです。
奥さんと一緒に行ったとは。
でも、言われなくても一緒に行ったんだろうなって分かる。

ねぇ、御主人様。
私にするように奥さんの手を繋いだの?
私にするように洋服を選んであげたの?

ねぇ、、、、、?



聞けなかった。
答えが怖すぎて。

御主人様の浮気を怪しんでいるらしい奥さん。
もし奥さんが「浮気をしてないなら、
手を繋いで、キスをして、エッチして」
もしそう言ったらそうするの?
それとも普段からそうしてるの?
やっぱり1つのお布団でくっついて寝てるの?
一緒にお風呂はいってるの?


私はどうしたらいい?
ねぇ?
発狂しそう。
おかしくなっちゃうよ。


どうして私にとって大切な大切な場所に奥さんと一緒に行ったって、
私に分かるように話をするの?

ねぇ?
私は日曜日の御主人様については知りたくないって言ったじゃない。

現実逃避?
分かってる。
そんなことは分かってる。

真実を聞こうが聞かないでおこうが、現実は現実。

分かってるからこそ、弱い私をこれ以上追い詰めないで。
もうね、逃げ場はないんだから。
もうここから飛び降りたら死ぬしかない。
そんなところに立ってるんだから。

そんなことを思い、1人で泣き出した私。
御主人様は私がなんで泣いてるのか分からない。
私は運転席の御主人様の左腕にしがみついて泣いて泣いて泣きまくった。
訳は分からないけど、なんか悲しいことを言ったんだろうって察する御主人様。


もうすぐで今日のデート場所に着く。
顔をあげよう。

御主人様のシャツ左袖は私の涙でビショビショ。

あとからね、落ち着いてちゃんと気持ちを話した。
御主人様はなんだ、そんなことかよって感じ。
でも、私にとってそのお店が大切な場所であることは分かってくれている。

気持ちを100%理解はできないかもしれない。
でも、分かろうとしてくれた。
私を受け入れてくれるのが分かる。

だから怖がらずに聞いた。

「こんなことで泣く私は嫌いですか?」
「おかしいですか?」
「私はもっと御主人様離れをしないとダメですか?」

御主人様はバカか?って顔をして、

「ムゥムゥすんな(笑)」
「そんなに俺のことが好きか?」
「依存しとけ」

そう言ってくれた。

だから「私以外に洋服選んだらダメですからね!!!」
「浮気はダメですよ!!!」って言っときました(笑)


気持ちを伝えることができて良かった。


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Author:生涯奴隷
御主人様の専属生涯奴隷になることが私の生きる道。私が唯一輝ける場所。それは御主人様の足元。

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