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お互いの大切さを再認識した旅行 ~喧嘩勃発でお別れ~

22時過ぎに家を出発し、途中ご飯を食べて、
23時過ぎに本格的に出発。

目的地まで450km。
ノンストップで6時間コースです。
途中トイレ休憩など挟みながらなので7時間くらいでしょうか?
翌朝6時くらいに目的地に到着する予定です。



旅行用に新しく用意した音楽をかけながら。
車の中では、ある程度普通に過ごしていました。
特に喧嘩っぽくもなく、普通に会話をしながら。

栄養ドリンクやガムを買って、運転を頑張ってくれる御主人様。
私が途中で「運転代わります」って何回言っても、全部してくれるというのです。
1時間でも助手席で寝たら楽になるかもしれないのに。


サービスエリアで2回睡眠休憩を取りました。
30分と1時間ずつ。


私は助手席ではなるべく寝ないようにしています。
運転手までつられて眠くなるといけないって思うのと、
あとは話し相手がいたほうが起きてられると思っています。

高速道路では、トラックばかり。
そこまですごい勢いで飛ばしているトラックはいませんでしたが、
大きなトラックがたくさん走っていました。


少しずつ空が明るくなってきて、それはそれは美しい空でした。

再認識旅行1

再認識旅行2


天気も旅行を左右する大切な要素です。
これは素敵な旅行になりそう^^
そんな予感がしていました。



仕事が終わってから携帯電話の充電をしてないと思ったので、
充電しますか?と聞くと、携帯を手渡されました。
ロック画面が外れたままで画面を上にして渡されたので、
待ち受け画面が見えてしまいました。
そこには御主人様の家族の画像。
見ようと思わなくても見えてしまいます。
以前携帯の調子が良くなかった時にリセットをかけて初期設定に戻ってから、
また新たに設定したんだ・・・・・。
しかも前とは違う写真になってる・・・・・。
どうしてロックかけてから渡してくれないの?

私のモヤモヤがまた始まりました。

苦しくなって御主人様に伝えました。

「さっき待ち受け画面が見えちゃって・・・・」
「やっぱり悲しくなりました」

「あとで変えといてやるよ」


朝6時半過ぎ。
目的地近くまでやってきました。
この日の予定はある島に行くことでした。
御主人様が今までに何回か行っていて、とても思い入れのある島。
私も連れて行きたいと出逢う前から話してくれていた島。

その島行きのフェリーの出発が7:20。
これをのがすと、次のフェリーは8時台になります。
コンビニで朝ご飯を買って、そのまま駐車場で食べました。
先にご飯を食べ終わった御主人様は「奥さんへ電話」をしていました。

そのコンビニからフェリー乗り場まではナビで10分。
7:20のフェリーだから30分前に出発したら間に合うだろうって思っていました。
そして6:50出発。

御主人様は、
「早くしないと間に合わない!」とイライラしてるようでした。

車はいったん駐車場にあずけて置いていく予定だったので、
駐車場も探さないといけませんでしたが、
フェリー乗り場近くには駐車場があると思っていたので、
私は御主人様ほど焦っていませんでした。


この朝のやり取りが「別れる」までに発展したキッカケでした。
本当はその前の夜から実はずっと何かがオカシカッタのです。
単に爆発したのがその朝だったというだけでした。
導火線に火がついたのは、もっともっと前でした。



フェリー乗り場から100mくらい離れた信号1つ分先に駐車場がありました。
私は一旦フェリー乗り場で降ろしてもらって、先に切符を買います。
御主人様は車をとめに駐車場へ。


7:20のフェリーには間に合ったものの、何か釈然としない御主人様。
そこから、本格的に喧嘩が始まりました。


「俺はね、もっと余裕をもって着きたかったの!」

「ちゃんと間に合ったからもういいじゃないですか」

「駐車場だって近くになかったじゃないか!」

「目の前にあったじゃないですか」

「目の前じゃないだろ!」

「確かに文字通りの正面にはないけど、すぐ近くじゃないですか」

「だいたいさ、ずっと運転してきた俺をいたわるとかないの?」
「俺の用事で行く旅行だから俺が全部運転するのは構わないけどさ」

「全部車で行くって決めたのも、途中で代わりますって言っても断ったの御主人様ですよね?」
「私が全部押し付けたわけじゃないですよ」

お前ごときレベルに安心して任せられるか!


ここで、私は完全にぷっつんときました。
いつもお酒を飲んだあと助手席で気持ちよさそうに眠りながら
「お前がいると安心して任せられる」
そう言ってたのは何だったの?
私のことをお酒を飲んだときの都合の良いアッシーかなんかと思ってるの?

全部自分で運転するって言って、「代わる」って言っても断って、
最後には「いたわれ」?
確かに運転してくれたこと、感謝してる。
でも、なんか違うと思う。

それに、7:20フェリーがギリギリになったことでイライラしてるけど、
私に時間調整できる何があったっていうの?
運よく18時前に仕事が終わったのに出発自体がが22時過ぎになったのも、
途中仮眠休憩で1時間半使ったのも、私にはどうにもできなかったこと。

私が関係することと言えば、朝ご飯を食べるのに御主人様より
時間がかかったってことくらい。
つまり、私が食べるのが遅かったからギリギリになったって言いたいの?



コンビニ駐車場で、奥さんにメールではなくて、電話する御主人様。
そして耳を疑った「お前ごときレベルに安心して任せられるか!」発言。

最近の「奥さんに関する話」や「新しい家に関する話」でずっと落ち込んでいた私。


もう、私の精神はボロボロでした。
フェリーで御主人様の隣のイスに座ることができず、1つあけて座りました。
なんか分からなくなってしまったのです。

「私って、いま幸せなんだろうか?」

毎日毎日苦しくて泣いてばかり。
遠く離れたことが苦しいんじゃなくて、「分かってもらえない」ことが苦しい。
こんなに苦しんでるのに、どうしてさらに心をえぐるようなことを言ってくるの?



島について、私たちの雰囲気はますます悪くなるばかりでした。
レンタサイクルを借りて島内をめぐりますが、
私は置いていかれてばかりでした。

200m~500mほど先に小さく見えている御主人様の姿を追いかけます。
アップダウンが激しい道もあり、上り坂では自転車をおして歩きますが、
あまりにも速度が遅い私にイライラして

「俺が持つから自転車貸せ」

そういって、「自分のことは自分でできる」という私から無理に自転車を奪い、
2台分上り坂を押してくれます。

もし楽しい雰囲気ならば
「大丈夫かーー」「ガンバレー」って声をかけてくれるシーンだったはずなのに

「まじ疲れる」
「お前とは2度と来ない」

そんな言葉を投げかけられていました。
自転車のペダルが絡み合ったとき、手伝おうとしても、「触るな!」って。


もう帰りたい。
もうイヤだ。


1つめの目的地について、建物の中へ入ったときは、
今度は隣でずっと言葉で責められ続けました。

これだったら、さっきの自転車の時みたいに置いていかれた方がまし。


「全部お前のせいだ」
「お前のせいで楽しくない」
「俺の旅行の邪魔をするな」
「中途半端なら、最初から旅行に来るな」
「お前はほんとに頭が悪い」
「ちょっと英語ができて仕事ができるからって、何様のつもりだよ」
「お前は神様か?」
「お前が言うことが全部正しいんだもんな」

永遠とこれの繰り返し。
仲直りするまで、この繰り返しは永遠と続きました。

謝っても

「謝ってると思えない」
「どうせお前は悪くないって思ってるんだろ」
「お前が全部正しいもんな」

こう言われて、受け入れてもらえることはありませんでした。


自分が15年以上頑張って勉強してきた「英語」についてまで侮辱されたときは、
私もいい加減頭にきました。
私は帰国子女でもなければ、特別な教育を受けたわけでもありません。
幼稚園~大学まで全て公立で、塾に通ったことすらありません。
参考書片手に、寝る暇を削って、ひたすら勉強した結果が今です。
私のそんな努力を何1つ知らないで、知ったようなこと言わないでよ。
ここまで到達するのに、どれだけの努力をしてきたと思ってるの?
生半可な努力じゃない。
人の倍どころじゃない努力をしてきたつもり。
そしてその今までの努力が今の仕事に役立ってる。
私の人生そのものを否定しないでよ!

御主人様がそうであるように、私だって自分の仕事にプライドを持ってやっている。
仕事としてする以上、責任を持って、そしてプロとしての意識を持ってやっている。
仕事が何の努力もなしに勝手に「できてる」わけじゃない。
「あり得ないほどの努力と苦労でカバー」してるのです。
何の努力や苦労もなく、今の結果を得ているわけじゃない。
今までの頑張ってきたこと全てが今に繋がっているだけ。
全てが良い結果となっているわけでもない。
それでも、自分の仕事に誇りと責任感を持って取り組んでる。

自分の努力してきたことや仕事に対して侮辱されることは受け入れられない。


お昼前にある場所についたとき、そこは結構な待ち時間で、整理券を配っていました。
とりあえず整理券だけもらうことにして、次の場所へ移動します。

整理券はもらったものの、入れるのは2時間以上先。
「もうここは行かない」そう言っていました。

あと予定していた目的地は1箇所。
途中のコンビニで買い物をする御主人様。

「ここから右方面にまっすぐ行けば着くから、行きたいなら1人で行けば?」

私は黙って首を横にふりました。
もうどうでもいい。

その私を見て、何も言わずに右方面へ自転車をこぎだす御主人様。
私も着いていきます。
そこも見終わり、最初の目的地に帰ってきました。
帰りはほぼまっすぐな道だったので、もう御主人様は姿すら見えませんでした。
私はただただ1人ぼっちで自転車をこいでいました。

朝に着いたフェリー乗り場まで戻ってきて、レンタサイクルを戻します。
そこでまた何も言わずどこかに消えてしまう御主人様。
私は帰りのフェリー切符を買うと思って切符売り場を探しますが、見当たりません。

すると
「おい!何やってるんだよ!バスが出るだろうが」
「携帯鳴らしただろうが」

「さっきの建物の中で音を切ったままでした・・・・・」

「まじでいい加減にしろよ」

「・・・・・・・・・」

そのバスは、さっきもう行かないと御主人様が言った場所行き。
さっき行かないって言ったのに・・・・。
バス停に行くとも言わず消えて、なんで私怒られてるの?

バスに乗ったときも、バス全部に聞こえるような大きな声で

「俺を怒らせるな!」
「全部お前が悪いんだろ!」

ずっと言われ続けました。

旅行貯金2人分を1つのサイフに入れて、そこから全部出していたので、
バス代を払う時、

「ここから一緒に出します」というと、冷たく一言「結構です」と。



バスを降りて、チケットを買います。
このチケットも御主人様は個人のサイフから支払っていました。

私はもう耐えられなくなって

「私のこともう好きじゃないんですか?」

「嫌いだね」
「もう一緒に居たくもない」
「お前と話すことなんて何もない」
「旅行から帰ったら別れるからな」
「分かったな」

私は、もうこの建物に入らず、このまま1人で帰るといいました。

「嫌いだって言われて、このまま旅行を続けられません」

そういう私の手首を無理やり掴んで、同行させる御主人様。

「団体行動してるときに、勝手な行動するな」


一緒に居たくないのに、どうして無理に一緒に行かせるの?
自転車のときなんて、団体行動でもなんでもなかったじゃない。
私のこと、置いて先に行ったじゃない。

そしてまた、隣でずっと非難され続ける時間が始まりました。



フェリー乗り場に戻ってきました。
私は自分の気持ちを伝えました。

「今までの楽しかった思い出までを嫌な思い出に変えたくないので、
せめてもうこれ以上攻撃するのはやめてもらえませんか?」
「旅行から帰ったら別れるなら、せめて旅行中は楽しく過ごしませんか」

そういう私に

「勝手にすれば」と。

そして最後のお願いをしました。
「もし少しでも好きって気持ちが残っているならば、もう一度チャンスをもらえませんか?」

御主人様は言いました。
「1度コナゴナに割れた皿は2度と戻らないんだよ」
「どんなに接着剤でつけようとも、割れる前には戻らない」


・・・・・・・・・もう完全に終わった。


確かにキッカケを作ったのは、私のイライラでした。
そのことで私が雰囲気を壊した自覚はあります。
でも、じゃあなんでイライラしたのかは理解してくれないの?

私が原因を作り私が悪いのは充分に理解していました。
でも、ほんとに、全部私が悪いの?
全部全部が私だけのせいなの?


私は最後に過ごす一緒の時間を少しでも良いものにしたくて、
御主人様の手を握ろうとします。
振り払うまではしないけど、繋ぎたいなら勝手にどうぞって感じの御主人様。
いたたまれなくて、すぐに手を離しました。



島をあとにして、朝に車を置いたフェリー乗り場まで戻ってきました。
私は、もうここで帰ろうと思っていました。
もう一緒に過ごせない。


でも「宿に向かえ」という御主人様。
(御主人様はビールを飲んだのでもう運転はできませんでした)


宿について1度チェックイン。
そこは3人寝れる部屋で、ベッドが2つありました。

「俺はこっちで1人で寝る」

・・・・・・・・・・・・やっぱり。

荷物を置いて、夜ご飯を食べに外へ。
居酒屋で御主人様がこう言いました。

「実家のある県に戻って他の誰かと結婚しろ」
「俺が無理に呼んだわけじゃないんだからさ」
「嫌いになるときは一瞬だから」
「俺はね、旅行とか楽しみにしてることを邪魔されるのが1番嫌なんだよ」
「フェリーに間に合ったから良かった?」
「バカじゃないの」
「間に合えばいいってもんじゃないだろうが」
「お前が言うことが全部正しいんだもんな」
「お前は神様だからな」
「間に合ったから別にいいよな」
「俺はね、恋愛をするつもりは一切ないから」
「俺にああいう態度を取った時点で俺とお前の関係は崩れたの」
「お前が対等になって生意気な態度を取るってことはそういうことなの」
「お前さ、自分が態度が悪いって分からない?」
「寂しい寂しいってグズグズ言うけどさ、
俺が結婚してることは最初から分かってたよな?」
「不倫なんだからグズグズ言うなよ」
「1番がいいって言うけどさ、順番なんて決められるわけないだろう」
「携帯の待ち受けが見えただけでいちいちうるさいんだよ」
「だったら最初から充電しましょうか?なんて言うなよ」
「俺には今家族がいて、家族なんだから大事に決まってるだろ」


私はもうここで決心しました。
家族が大切なら、家族と幸せになってください。
携帯の待ち受け画面を朝には変えてやるって言ってくれたのに、
結局はそう思ってたってこと?
変えるつもりなんてないのに、その場しのぎの口先だけのこと言わないでよ!
ここまで嫌われて、たくさんイヤなこと言われてまで一緒にいる意味がない。



「私、もう明日の朝1人で帰ります」
「次の目的地まで移動が困るなら、そこまで一緒に行きます」

(朝5時出発の予定だったので)

「電車で行くから結構」
「お前は朝1番で帰れ」
「俺はさ、目的があって来てるんだよ」
「俺の邪魔をするな」

「電車代ないと困ると思うので、旅行貯金は返します」

(朝早いからATMも開いてないだろうし、土日だったのでなおさら)

「銀行でおろすから結構」
「旅行貯金はいらない」
「お前の駐車場に置いてる俺の車は他の場所に置いとけばいいから」
「鍵は車の中にいれっぱなしでいいから」


こうやって、私たちは別れることが決まりました。
初めて知り合ってから1年7ヶ月15日。



宿へ戻ってきて、お風呂も入ることなく寝る御主人様。
私は自分の荷物に入れて持ってきた、御主人様のカミソリやジェルなどを取り出します。
御主人様がいつもお風呂のあとに使う綿棒も忘れずに。

旅行にかかる費用を計算し、半分に割りました。
そして電車代を検索すると、合計でちょうど5万円ほどでした。
御主人様から預かっていた旅行貯金を封筒にいれ、御主人様のカバンの中へ。

お風呂にだけ入って、私はもう出発しようかな。
でも、明日御主人様が電車移動なら、携帯の充電してないと困るか・・・・。
私は帰りの車の中でできるから、御主人様の携帯だけ充電しよう。
明日の運転はまた6~7時間かかるだろうから、少しだけ寝ようかな。
そして明日の朝、ちゃんと最後の挨拶をして別れよう。

ピルを飲むか少しだけ悩んで、このシートは全部飲みきろうと思って、
ピルを飲んで寝ました。
あと4シートもピルの在庫があるのに、もったいなかったな。
家にカミソリもいっぱい買ってあるのに。
ビールもたくさん買ってある。
全部、御主人様に関するものは御主人様の車に積んでおこう。
捨てたいなら捨ててもらえばいい。



朝4:30
私は起きだしてシャワーを浴び、化粧をして、帰る準備が終わりました。

5時に御主人様を起こします。

「御主人様、私は帰ります」
「今までありがとうございました」

頭をさげて、最後の挨拶をしました。
不思議と涙は出てきませんでした。

「いま何時?」

「5時です」

「ちょっと待て」

起きだしてトイレに行く御主人様。

「帰るって、俺はどうすればいいわけ?」

「御主人様が朝1番で帰れって昨日言いましたよ」
「電車で行くからいいって」

「こんな時間だし、困るだろうが」
「荷物もあるんだぞ」
「だったら自分の車で来たほうが良かったよ」
「目的地まで乗せてけよ」
「別にイヤならいいけど」

「分かりました」

御主人様が支度するのを待っていました。
せっかく最後の挨拶をしたというのに・・・・・。



6時前に御主人様の運転で出発。

目的地までは、約150km。
2時間の予定です。

「何も話すことなんてない」と言っていた御主人様ですが、
移動時間、ずっと前日と同じようなことを言い続けていました。

「俺がイヤがることを言うなよ」

「私がイヤだっていう話題は聞いてくれないのにですか?」

「俺のはわざとじゃないだろうが」
「無意識だから仕方ないんだよ」

なにそれ。
自分は無意識だからいいの?
わざとじゃなければ相手がイヤがることを言ってもいいの?
そもそも、私がどうしてイライラしたのか理由分かってるの?
イヤなことをずっと言われ続けた結果、精神がボロボロになったって、
どうして分かってくれないの?
わざとじゃないから俺はいい?
どれだけ自分に都合がいいの?

「新しい家の話は聞きたくないとかさ、そんなこと言ってたら、
会話にならないだろうが」
「だったら最初から何も話さないほうがいいね」
「電話もしない方がいい」
「親しくなればプライベートな話もするだろうが」
「そんなに聞きたくないなら、電話しなければいいだろう」

なんでそんなに両極端なわけ?
どうして「新しい家」の話題をせずに会話ができないの?
そんなに難しいこと私言ってる?
NG話題があるだけで、どうして「会話をすること自体」を否定するの?

この日、朝ご飯に寄ろうと話していたお店は「臨時休業」
ここが休みなのも、どうせ私のせいって言いたいんでしょ。


私はもう返事することもしなくなりました。
どんな返事をしたってそれに対する別の責めが返ってくるだけ。
1日半にも及ぶ「攻撃」に私は疲れ切ってしまいました。

同じ話がエンドレスで何回も何回も繰り返されるのを聞いてるだけ。
永遠と責め続けられる時間を耐え忍ぶだけ。
あと2時間我慢したらそれで終わる。
こんなに一緒に居て苦痛だったことは人生で一度もありません。
早く1人になりたい。
生きてきて1番最悪だ。

この時点で、私は御主人様のことを「嫌い」になっていました。

ずっと「全部お前のせい」と言われ続け、謝っても謝っても

「どうせ悪いと思ってないだろ」
「お前が全部正しいんだもんな」
「お前は神様だからな」
「何様のつもりだよ」

この繰り返し。
あと少し耐えればいいだけ。
このまま嫌われて、私も嫌いで終われば、ちょうどいい。
なんなら、もっと酷いことを言えばいい。


途中、高速のサービスエリアによって、トイレ休憩。
30分以上、「奥さんに電話」していました。
その間、ずっと車の中で待っていました。
もうどうも感じません。
嫉妬?
1ミリもありません。
1時間でも2時間でも電話すればいいじゃない。
でも、私は1分でも早く別れたいからさっさと切ってくれないかな?
私と別れたあとで何時間でも電話してくれればいいのに。
今後から家族のことだけ考えればいいから良かったですね。
邪魔者はさっさと消えますから。
大切な家族の元へどうぞお帰りください。


途中で、景色がよいところを通りました。
そこで、車をとめる御主人様。

「見に行くぞ」と。

は?と思って
「私は行きません」
「1人でどうぞ」

「1人で見に行ったって、つまらないだろうが」

「一緒に見たって、つまらないですよ」
「景色を見るような気分じゃないですから」

「俺を楽しませようという気はないわけ?」

「どうして別れる人を楽しませようとしないといけなんですか?」
「私がいま何を言ったって楽しくなるわけないですよね」
「私はあと30分この苦痛の時間を耐えるだけですから」
「ナビは御主人様が皿を買いたいって言ってる場所にセットしてありますから、
最寄駅に行った方がいいですよ」
「コインロッカーに荷物を預けたほうがお皿を見るにはいいと思いますから」


「なに、お前」
「着いたら帰るつもりなのか?」

「そうですよ?」
「これ以上一緒にいる意味がないので」
「帰りはお皿も買って荷物が重たくなるから大変申し訳ありませんが、
電車でお帰りください」
「電車代はカバンの中に入ってますから」
「言われた通りに車は移動させて、鍵も中に入れときますね」
「私の家の鍵はポストに入れといてください」
「今夜のホテルは私の名前で予約してあるので、御主人様の名前に変えておきますね」
「私の分だけキャンセルしておきます」
「今日泊まるか帰るかはご自由に」
「当日なのでキャンセル料かかります」

「そんなこと分かってるよ」
「馬鹿にしてんのか?」

「最後まで聞いてもらってもいいですか?」
「このホテルは現地支払いなので、もし泊まらずにキャンセルするんなら、
お手数ですけど、ホテルにキャンセル料を支払いに寄ってください」
「ホテルの料金も入れてありますから」

「いちいち腹立つ奴だな」
「俺は旅行最後まで付き合えって意味で言ったんだよ」

「無理です」
「私はこれ以上耐えられません」
「着いたら帰ります」

そして御主人様が皿を買いたいと言っていた目的地の目の前に到着しました。


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プロフィール

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Author:生涯奴隷
御主人様の専属生涯奴隷になることが私の生きる道。私が唯一輝ける場所。それは御主人様の足元。

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