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朝8時の10分デートと花火の約束

ある平日の朝、御主人様が仕事で私の家の近くに来れることに。
7時半くらいに「今からお前の家の近くに行くぞ」って電話が鳴ったとき、
私は前の日3時に寝て6時過ぎに目が覚めてしまい、たった3時間睡眠で、まだまだおねむ。

寝ぼけながら「準備します」と答え、起き出してシャワーを浴び、朝の歯磨きをして、着替えます。
7:50には家を出て、待ち合わせのコンビニへ。

御主人様より早く着くことができました^^
御主人様は仕事の途中なので、待たせるわけにはいきませんからね!

ちょうど預かるものがあったので、この日に逢えて良かったです!
約束通り8時くらいに合流でき、まずは預かるものを受け取ります。
コンビニに入って、雑誌をパラパラと見て、コーヒーを買う。
そんな10分間のデートでした。

地元の情報誌を見ていた御主人様。
ある夏祭りを指差していました。
それは御主人様が引っ越した先、つまり現在住んでいる場所の夏祭り。

この日は仕事を休みにする予定と聞いていました。
御主人様の髪切りにひっつき虫をして、
夜は一緒に焼き鳥屋さんに行く約束をしていたのです。

でも・・・・・奥さんと夏祭りに行かないのかな?
花火あるよね?
髪切りと焼き鳥屋の予定はなくなってしまうかも・・・・・・・。
その一瞬だけで色んなことを考えました。

私の住んでいるところの花火の日は、泊まるって言ってくれました。
予定なので実際はどうなるかは分からないけれど、
一緒に見たいって気持ちは充分に伝わります。



御主人様はというと、その花火大会の日付を見て、
私の予想とは全く違うことを言いました。

「この日、髪切りにくっ付いてくるんだろ?」
「夜の焼き鳥も楽しみだな」

そう言ったのです。
私は・・・・・・・・ほっとしました。

「どこにだって付いていきます!」って答えました。

コーヒーを飲み終わったらお別れ。
名残惜しくチューをしてバイバイをしたのでした。



そしてその髪切りひっつき虫前日。
夕方御主人様からこんな話を聞かされました。

「明日早く帰らないといけなくなった」
「焼き鳥は行けるけど18:30くらいには焼き鳥屋を出ないとな」
「ちょっと早くなるけど送ってくれ」

そこから御主人様の自宅までは約1時間。
夕方で混む時間を考えても20時くらいに用事なのかな?

あの雑誌を見てからかなり経っていたし、
御主人様は奥さんとは行かないんだ!って安心してしまったので、
花火のことをすっかり忘れていました。

なんか奥さんと夜に出かけるのだろうくらいに思っていました。



そして髪切り当日。
この日はどんよりした天気で午後から雨の予報。

御主人様の自宅付近で待ち合わせして合流しました。

「今日は別に早く帰らなくて良くなった」
「雨が降るだろうからな」

ここでもまだ花火のことにピンと来ていない私。
雨だとお出かけしないような内容だったのかな?

お昼過ぎに予約をしている髪切りに向かいます。
街をブラブラして、17:30に焼き鳥屋へ。

天気によって早く帰らないといけない話がなくなったことが、
ずっと気になっていました。

そして、、、、やっと今日が花火大会だと思い出したのです!

「もしかして今日奥さんと花火大会に行く予定だったんですか?」

「やっと気づいたのか?」

奥さんと花火大会に行くといえば、私がムゥムゥどころじゃないのを
分かっているので、具体的な発言を避けてくれていたのです。

「雨、降ってないですよ?」
「18:30くらいに帰りますか?」
「まだ今なら花火の時間に間に合いますよ?」
「けど、奥さんと花火を見るためなら私は送って行かないですよ?」
「そんな悲しいことは耐えられません」

「分かってるよ」
「お前がそれをイヤなことくらい」
「それに祭りをしてるから混むだろう」
「お前の帰りが遅くなるな」
「電車で帰るかな」

「花火を見にいかないなら、1番長く一緒にいれる車がいいです」
「ちゃんと家まで送ってあげたいです」
「どーしますか?」

「今朝行かないって言ったから花火は行かない」
「車で送ってくれ」
「今日が花火大会って嫁から誘われる昨日まで気づいてなかったしな」

「え?」
「この前一緒に見た雑誌で指差してたじゃないですか?」

「俺はどーでもいいこと、興味がないことは覚えてないの」
「花火はお前と見るから」
「花火の日は泊まるからな」

そっか。
御主人様、奥さんから花火大会に誘われたのに天気のせいにして断ったんだ。
雨は結局降らなかったから、花火大会はあったと思います。

心が狭いけど、御主人様が奥さんと一緒に行かなくて良かった。


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御主人様の専属生涯奴隷になることが私の生きる道。私が唯一輝ける場所。それは御主人様の足元。

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