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価値観の違いから大喧嘩(仲直り)

別れ話になったその夜、私は一睡もできませんでした。
一晩中泣いていました。

朝になって御主人様からメールが届きました。

8:21
「おはよう」

「おはようございます」

「寝たか?」

「寝てないです」

「朝飯は一緒に食べたいのか?」

「食べたいです」
「もう作ってます」

「シャワーして掃除機かけたら行く」

「はい」

9時を過ぎても9時半になっても
「コンビニまできた」って電話はありませんでした。
その連絡を合図に、いつもの場所まで迎えに行ってるのに。

すると9時半過ぎ、ピンポンがなりました。

そういうことか・・・・。
いつもの場所から今日は歩いてきたんだ・・・・。
引っ越してきてから3ヶ月、今まで1度たりとも歩いてきたことはありません。

「迎えに来い」って連絡すらしたくなかったんだなって思いました。
ドアをあけ、御主人様が家に入ってきます。

「おはよう」

「おはようございます」


そこからお互い無言。
私は朝ご飯の準備をして、食卓に色々並べていきます。
御主人様と食べる朝ご飯をすごく楽しみにしていて、
一緒に食べようと思ってスーパーではなく魚屋さんで鮭を買っておきました。

今回の朝ご飯は
白ご飯・お味噌汁・鮭・明太子の炙り・だし巻き卵・ハム・キャベツとオクラの浅漬け・ウニ

せっかくの朝ご飯も、ひたすら無言。

「オクラの浅漬けは初めてなので、美味しいか分かりませんけど」

「・・・・・・・」


ご飯のおかわりも無言で茶碗を渡す御主人様。

「ご飯残り全部ついだので、食べ切らないときは残してください」

「・・・・・・・」


どんなに話しかけても全部無視されてました。
私が聞かれたことに答えないときは「聞いてるの!」って言うのに、
自分はガン無視する御主人様。
ご飯を食べながら、涙がとまらない私。
食欲もなく、お味噌汁でご飯を流して食べました。

食器を洗っている時、御主人様は私のベッドで寝ていました。

11時になっても寝ている御主人様。
これ以上無視されるのが怖くてずっと本を読んだりしていましたが

「今日はいつもの場所から歩いてきたんですね」って話しかけました。

「歩いてきてもいいだろうが」
「道は続いてるんだから」

どうしてこうなるのでしょうか。
もう話しかけるのが完全に怖くなりました。

お出かけの気分では全くなくて、私も一晩中泣き腫らして、
すっかり目が腫れて出かけられるような状態ではありませんでした。

でも、このままタイムリミットの15時になって御主人様が帰ってしまったら、
今日逢った意味がありません。
結果どうなるにしても、話をしなければなりません。

ベッドの横に立って御主人様を見ます。
私の存在に気づいて

「そこで立って見とくなよ」
「寝ちゃいけないの?」

さすがにイラっとして
「別に寝てもいいですけど」
「話をしたいんですが」

結局、昨日と同じような内容の話の繰り返しでした。
わたしは、話し合いをするならこれが最後のチャンスだと思って、
昨日言えなかったことも全て言いました。

将来のことも含めて。

「楽しいことは2倍、悲しいこと・つらいことは半分」
「何でも分かち合う」

これは御主人様が私に話してくれた言葉です。
どんなことでも、2人で分かち合っていこうって。

だから、私はこれから先、将来に起こるかもしれないことの話をして、
そういうことも一緒に背負っていく覚悟だって話をしました。
もちろん、どうなるか将来のことなので分かりません。

例えば、御主人様と私の年齢差は16あります。
どう考えたって、二人とも会社員なので、御主人様の定年の方が早いです。
「俺が定年になったら食わしてくれよな(笑)」なんて以前言っていたのに
そういうことも考えて「貯金もしていきたい」って話をしたら、
「将来のために俺に今何も買うなって言いたいのか」
「だったらもうどこも行けないし何も買えないだろ」
「もっと若いやつと付き合えばいいだろ」って言われる始末。
御主人様と一緒にいたいから考えていたことなのに。
どうしてこうも話の論点がずれて、そして極端になってしまうのでしょうか。

そして
「お前には関係ない」
「余計なお世話だ」

そう言われました。


私はショックどころじゃありませんでした。
結局、「何でも分かち合う」って口で言ってただけなの?
本当は、私のことなんて「他人」って思ってるんだ。
「2人の将来」に関することだと思っていたのに、
「お前には関係ない」と言われてしまいました。

確かに、私の口出しすることでもありませんし、
余計なお世話かもしれません。

でも、逆の立場であれば、御主人様だって
「お前の問題は俺の問題」
きっとそうやって関わってくれるはずです。
実際に「具体的に何かをする」という意味ではなくて。

「どちらかの問題は2人の問題として一緒に分かち合う」

こうやって生きていくものだと思っていたのに。
そう思っていたのは、私だけのようでした。

そっか・・・・・。
結局はそうなんだ。
やっぱり口で言っただけだったんだ。
なんか「何でも分かち合う」って信じて馬鹿みたい。

「対等になりすぎたな」
「奴隷のくせにタメ口ききやがって」

この言葉もずっと引っかかっていました。
どの言葉を受けてそう言われたのか分かりませんが、
確かに絶対敬語かと言われるとそうじゃありません。

特に最近の私は、「奴隷」というより「恋人」のように錯覚していました。
あまりにもここ数ヶ月が楽しくて幸せだったから。

「奴隷のくせに」
そう思ってたんだ。

そうですよね。
私は奴隷ですからね。
恋人じゃないんですからね。

なんだか、わだかまりが全部なくなったような気がしました。
私が勘違いしていただけ。
そう、単なる奴隷に戻ればいいだけ。

最初から分かっていたことなのに。
あまりにも幸せすぎて勘違いしてしまいました。

私は御主人様に伝えました。
御主人様が思っていることは私が言いたかったこととは違っていること。
本当は、こういうことが言いたかっただけで、お金の善悪の話はしてないこと。
私が本当に伝えたかったことについては、たぶんちょっとは理解してくれたと思います。
違うように聞こえるって言われてしまったら、きっと伝え方に問題があったのでしょう。

帰る前まで、少しだけベッドで一緒に横になりました。

「横に来て寝ろ」
「もっとくっつけよ」
「くっつきたくないのか」

もう二度と触れないと思っていた御主人様の身体。
もう二度と感じれないと思っていた御主人様の体温。

涙をずっと拭いてくれました。
御主人様に抱かれて少しだけ熟睡できました。

15時になって、御主人様が帰る時間です。

「少しだけしゃぶれ」

泣きながら御主人様のものを咥えます。

「またしゃぶれて嬉しいか」

「はい」って泣きながら答えます。
少ししゃぶったら、もうほんとに帰る時間でした。

「お前のせいでお出かけできなかったじゃないか(笑)」

↑わたしのせいなのか分かりませんけど・・・・(笑)

「車まで送ってくれよ」

「はい^^」

「お前が泣くから雨が降ってるよ(笑)」

玄関で合鍵を御主人様に差し出しました。

「持ってて欲しいのか?」
「お願いしてみろ」

「持っててください」

合鍵も御主人様の手に戻りました。

いつもの場所に送り届けて、チューして別れました。

「ずっと一緒にいるんだろ」
「お前は俺のもんだからな」



そして御主人様が家に帰ってからのメールです。

「もう食事や宿泊費は払わなくていい」
「金で揉めたくないし、せっかく楽しかった時間がつまらなくなるから」

「分かりました」
「次は一緒に貯めたお金で旅行に行きたいです」
「普段のデート代は、その日の最後に半分払います」
「チケット代とかその場で各自で払えるものは各自で払えばいいですし」
「月1回のランチもやめましょう」
「私も2度とお金で揉めたくないです」
「今後一切御主人様のお金については、普段も含め、将来のことについても口にしません」
「御主人様が言った通り、私には関係ない余計なお世話でした」
「なんでも一緒がいい・なんでも分かち合いたい。そう思うのもやめます」
「ビールもいま、家にあるのがなくなったら、もう買いませんね」
「少しでも安いスーパーで買っておいて冷やしてたら持って帰れると思ってそうしてましたが、
金銭のやりとりはもうやめましょう」
「私は全く負担に思っていませんが、御主人様がそう思うなら買っておかない方が何も起こらなくていいです」

「価値観の話=金の話になる」
「価値観が全て同じな人などいないし、だからこそ、お互いを認め合うのだから」
「いい所も悪い所も全てにおいて、愛すると思うが」
「俺の心配や将来の金の話は今考えても仕方ない」
「払わなければいけないものは、払うだけだから」
「備えは今するべきではないと言う事だ」
「将来、一緒になったときに、話し合うべきだし、今は今を楽しむ事を優先にすべきでは」
「お前に考えるなと言ったが、将来のことは俺なりに考えているのだから、本当に困れば言うし」
「今回の件で、今までと違うようになるなら、本当に考えないとな」
「急に考え方を何故無理やり変えたがる?」
「俺の言いたいこと、伝えたい事をわかってないようだな」
「せっかく、愛し合い主従を築いていたのに」
「なぜに、一緒じゃなくていい?」
「唯一無二ではなかったのか?」
「こんな事で変わるのか?」
「少ない時間でも日々逢い、楽しんできたのに」

「俺の問題だからお前には関係ないって言われたからです」
「自分には関係ないことって考えるようにしないとって思っただけです」
「一緒がいいに決まってます」
「楽しいことも大変なことも、全部一緒がいいです」
「だから将来のことも全て一緒に背負う覚悟でいました」
「でもお前には関係ないこと・余計なお世話って言われて、
結局私は他人だと言われた気がしました」

「喧嘩していたのだから、本心ではないことも言うさ」
「全ての発言をお前が本心に取るのだから仕方ないが」

「私は御主人様との将来を一緒に考えたいです」
「御主人様の問題は2人の問題として、一緒に背負っていきたいんです」
「だからお前には関係ないって言って欲しくないです」
「具体的に何かをするとかじゃなくて、気持ちとして一緒に背負いたいんです」

「今まで通りにしろ」
「ブレずに付いてこい」

「はい」
「御主人様についていきます」
「ただ、対等になりすぎた・奴隷のくせにタメ口ききやがって」
「この言葉は引っかかりました」
「私にも恋人という錯覚をしていた自覚があります」
「奴隷を忘れたわけじゃないですが、ここ数ヶ月は恋人気分の方がはるかに上回っていました」
「言葉遣いはじめ、気をつけます」

恋人ではなく、最愛の女、最愛の奴隷だ

「私にはもう距離感の取り方がわからないです」

「今まで通りにしろ」
「ぐちゃぐちゃ考え過ぎるな」
「昨日のことくらいで、何も変える必要なんてない」
「お前は依存しておけ」

「はい」
「今まで通り、これからも愛します」

「おやすみ」
「俺は何も変わらず、愛している」

「おやすみなさい」
「私も何も変わらずに愛しています」

「目が腫れすぎてるから、もう泣くな」
「月曜日は笑顔でくっ付いておけ」

「はい」
「おやすみなさい」



そしてさらに翌日の日曜日の朝

「おはよう」
「昨日の朝飯は美味しかったよ」
「鮭がすごくな」

「おはようございます」

「仕事してるのか?」

「ゴロゴロしてます(笑)」

「なら、ゴロゴロしておけ(笑)」

「寝すぎで腰が痛いです(笑)」
「結局、昨日あのあと夕方から夜中の3時まで寝てて、
夜ご飯も食べずお風呂にも入らず朝まで寝てました」
「昨日はその前の日全く寝れなかったし、目も腫れてたので、とにかく寝たかったです」

「泣き過ぎだ(笑)」

「まだ目が腫れてます(笑)」
「人生で1番泣いた二日間でした」
「涙はどれだけ流しても枯れないということがよく分かりました(笑)」

「泣き過ぎなんだよ」
「全く(笑)」

「そりゃ泣きますよ!!!」

「エラと目がはってる奴なんていない(笑)」
「今回捨てられなくて良かったな」
「生涯奴隷なんだから、生涯一緒に居ろよ(笑)」
「泣き虫」

「はい(笑)」

「泣き過ぎ」

「さっきから泣き過ぎしか言ってないですよ(笑)」
「昨日よりだいぶ目の腫れは取れたと思いますけど」

顔のシャメ送りました

「腫れ過ぎだ(笑)」

「昨日よりだいぶマシですよ(笑)」

「明日逢うときはスッキリしとけよ」

「今日これ以上泣かなければ(笑)」

「もう泣くなよ」

「今は涙腺が緩んでるのでダメです」

「涙腺締めておけ(笑)」

「締め方わかりません(笑)」

「幸せなことを考えろ(笑)」

「いまは幸せだったときを思っても泣けます(笑)」

「そんなに好きか?」
「離れたくないか?」

「はい」
「愛しています」

「もっと愛せよ」
「永遠に」

「はい」
「ずっと一緒にいます」

「当たり前だ」
「コバンザメだろうが」

「はい^^」

「今まで以上にくっ付け(笑)」
「イカみたいに吸盤で(笑)」

「そうします(笑)」

「またイカを食べにいくぞ(笑)」

「はい^^」
「また来年も行きたいです」

「だな(笑)」
「またあの宿に泊まるぞ」

「はい^^」

「来年はあそこである花火大会の日もいいな」

「それもいいですね^^」

「来年もテント持って行かないとな(笑)」
「別荘だから(笑)」

「はい(笑)」
「倒壊する別荘(笑)」

「浮き輪はまた海の家のおいちゃんに借りよう」

「はい(笑)」

「一生忘れない旅だったな」

「凄く凄く楽しかったです」
「ほんとに」

「だな」
「海が気持ちよかったな」

「いい海でしたし、出逢った人もいい人たちでした」

「本当だな」
「いい旅だった」
「海に山に川に」

「これ以上ないってくらい遊びましたね」

「やまめ釣りもまた行かないとな(笑)」
「俺の釣りの技をまた魅せる(笑)」

「はい!また見たいです」

「お前が鼻高々そうに嬉しそうにしてたからな(笑)」
「それを見て嬉しかったよ」

「私は手漕ぎボートのときも、釣りのときも、御主人様が周りから凄いって
思われてるのを見ると鼻高々でした^^」

「今度ここ行くか?」
「ボート乗りに」
「○○に泊まりたいな」

URLを添付してくれました。
ものすごく綺麗なところでした。

「めちゃ綺麗ですね!」
「そこの名前は有名で聞いたことありますけど、行ったことはないです」

「なら連れて行く」
「約束な(笑)」

「はい^^」
「約束です!」
「寒いときはやめましょうね!」

「秋に行く(笑)」
「冬に行ったら、2人で凍死だ」

「秋いいですね!」
「楽しみです」

「楽しみにしとけよ」


こうやって、仲直りできました。
私は、今回の喧嘩はして正解だったと思っています。
いつかはこのことで揉めるだろうと思っていました。
そのいつかは早いほうがいいです。
嘘を言って作られた一見居心地が良さそうな関係はイヤです。
こうやってぶつかって、お互い思っていることを本心で言って。
本心だからこそ、嫌なことも言います。
キツイ言い方にもなります。
ついつい思ってもいないことを言ったりもします。
それでも、話し合って通じない関係じゃないと信じているから。

前よりも御主人様のことをもっと理解できましたし、
ますます大切に想えます。

「運命の人」
「唯一無二の存在」


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価値観の違いから大喧嘩(当日)

ナイトクルーズで夜景を楽しんでいたとき、御主人様が突然

「あるブログに、御主人様には不満1つもないって書いてあったぞ」
「お前はどうなの?」

そう聞いてきました。

わたしは
「何1つ不満がないって嘘だと思います」
「それは相手のことを本当に知らないだけじゃないですか」
「不満が1つもないなんてあり得ません」

そう答えました。
私は御主人様と、その場限りの「気持ちいい関係」なんて望んでいません。
良いところも悪いところも、全てを含めての御主人様であって私です。
そうそう簡単に不満がゼロなんて存在したら、それは嘘です。
完璧な人間なんて存在しませんし、だからこそ努力するのだと思っています。

「不満て何?」

「お金の価値観が合わないことです」
「今は問題ないですが、将来一緒に暮らすようになったら揉めると思います」

私は、「お金」の話が「地雷」であることは分かっていました。
この話をすることで、御主人様が不機嫌になることも分かっていました。

でも、御主人様に対して嘘は絶対につかないと誓っています。

「全く不満なんて1つもありません」
そんなその場しのぎの言葉は言いたくありませんでした。
仮に御主人様が激怒したとしても。
私たちなら、話し合って解決できないことはないと信じていました。

でも、結果は、激怒ではすみませんでした。

「地雷を踏んだな」
「俺はお金のことを言われるのが1番嫌いなんだよ」
「俺が自分の小遣いの中で自分の満足のために買ってるのに、
どうしてお前に文句言われないといけないわけ」
「人から借りたお金で買ってるわけでもなく」
「買ったものも大切に使ってるのに」
「身の丈に合わないものを買ってるならまだしも」
「俺にもう何も買うなっていうわけ」
「散財するなって言いたいの」

こうなったら、もう何を言っても通じません。
私が言いたいことと話がどんどんずれていっていました。
私は一言も
「無駄使い」とか「散財」とか言っていません。
単純に御主人様が今までに買ったものの金額を聞いて
「高い@@」って思うという話なのです。
そこに善悪は一切含まれていません。



御主人様が好きな靴は、オールデンという靴です。
オールデンとは、世界最高級の革靴のメーカーで、1足の平均は7万円。
しかし、1足作るのに職人さんが約3週間かけるそうです。

オールデンの中でも、特に値段が高いのがコードバン(馬革)です。
12万円ほどするものもあるようです。
わたしは、御主人様からコードバンがいかに貴重で良いものか、たくさん話を聞いています。
だから雨の日は絶対に履かないことも知っています。

そんな「こだわり派」の御主人様。
おしゃれが大好きで、自分の身に着けるもの全てにこだわっています。
革靴だけでも30足ほどは持っていると思います。

「男はある程度年齢にふさわしい格好をしなければならない」

身に着けるもの以外でも、御主人様は色んなことを知っています。
花瓶にしても陶器にしても、イスなどの家具にしても。
私が知らない多くのことを知っていて、そういうものを自分の生活空間に置き、
生活を豊かなものにすることが好きなことも知っています。

私は、そんなこだわりを持っている御主人様も含めて好きです。

自分が気に入ったものを大切に扱う御主人様。
高いから好きではなく、本当にそのものの価値を分かって、
買ってからも大切に大切に扱っているのを知っています。

だから、「物欲満載」な御主人様も含めて、私は御主人様だと思っています。
1回たりとも、御主人様が買ったものを「無駄遣い」と思ったことはありません。

ただ1つだけ。
「私はそんな高いもの買えない」って思います。
私は私で、お金を使うことが苦手です。
でも、それは自分に対してだけ。
一緒にご飯を食べに行ったり、旅行に行ったり、誰かに贈り物をしたり。
そういうことに使うのであれば、まったくもったいないとは思いません。
でも、自分のために5000円くらい使うのでも、罪悪感があるのです。

だから、御主人様が12万円の靴の話をするとき、
それがなぜそれくらいの金額がするのか、そしていかに良いものか理解していても、
「高いなー」と思ってしまうのです。
それは感じてしまうものだから、どうにもなりません。
でも、「高い」とは思っても、「無駄遣い」とは思っていません。
私はこの自分のお金を使うことが苦手なことと、御主人様が買うものに対して
「高いなー」と思ってしまうことが気になっていました。
そういう意味での「お金の価値観が合わないこと」という意味でした。




しかし、私から「ケチをつけられた」と思った御主人様の怒りと悲しみは
とまることはありませんでした。

「俺はねオシャレが好きなの」
「1万円の靴じゃいやなの」
「服もその辺で売ってるものはいやなの」
「俺はね、お前みたいに小さな世界で生きてないの」
「お前は俺のこういうところも理解してくれてると思っていたんだけどな」
「1番理解して欲しかった女にそう思われていたとはな」
「価値観が合わないって言われて悲しかったよ」
「お前なら全て含めて俺のことをわかってくれると思っていたけどな」
「お前にだけは嘘はついていなかったのに」
「何でも分かち合いたいと思って、これ知ってるか?って見せて相談してたのにな」
「俺が好きなものを共感できたら嬉しいと思って」
「それなのに年下のやつにお金について文句言われるんだからな」
「対等になりすぎたな」
「奴隷にくせにタメ口ききやがって」
「結局お前はおれのことを理解できてなかったんだな」

「私の生きている世界を小さい」という御主人様。
何をもって、人の生きている世界の大小を決めるのでしょうか?
確かに私はブランドとか興味ないので、ブランドの名前も知りません。
その他のインテリアについても有名な作家さんの名前も知りません。
でも、じゃあそういうことを知っている人の世界は大きいのでしょうか?
私の専門としている知識を、じゃあ御主人様は知っているのでしょうか?
お互い生きてきた家庭も環境も何もかも違う中で、それぞれ高めてきた自分の知識。
ここまで来るのに、私だって相当な努力をしてきました。
それを「お前みたいに小さな世界で生きてない」と言われて正直ムカついていました。

私としては、意図していることと違ったところで御主人様が誤解してたので、
なんとか言いたいことはそうじゃないと言いたかったのですが、
次の1言で私は完全に切れてしまいました。

「悪いけど、嫁はお金のことで一切何も言わないよ」

「いま奥さんと私を比べましたね」
「分かりました」
「奥さんとお幸せに」
「やっぱり私にはツライ恋でした」
「次は結婚してない人を探しますよ」
「価値観が合わないって言われて悲しかったって言いましたけど、
私だって以前何回も価値観が合わないって言われてます」
「それに奥さんはお金について一切何も言わないって言いましたけど、
前にお金のことで喧嘩したこと知ってますから」

同じようにお金のことで喧嘩したことがあるのに、
奥さんをかばった御主人様。
それだけは私にはどうしても我慢できませんでした。

こうなったら、売り言葉に買い言葉です。

今まで私が払ったお金を清算しだす御主人様。
もうこれだって、言いたいことと違ってきています。

わたしはお金を払って欲しいとか、一言たりとも言っていません。

数万円を無理やり渡されて
「なんですか? 手切れ金ですか?」
「今までありがとうございました」
「幸せでした」
「明日、私の家に置いてある洋服取りに来てください」
「旅行貯金も半分返しますから」
「冷蔵庫に入ってるビールも持って帰ってください」
「あと合鍵返してください」

「鍵ならいまあるよ」

数万円にぎった私の手に鍵を渡す御主人様。
貸してもらっていたジャケットを脱いで返します。

「もうこれで最後ですね」
「今までありがとうございました」
「そのうちお見合いでもします」
「でも、VラインのところのTのカッティング困りましたね」
「次の人に見せられないですよ」

「幸せにしてやれんかったな」って言いながら
私の髪をずっと撫でる御主人様。

どうして最後まで優しくするの!
そんなことしないで!
決心が揺らぐ・・・・・・。

決して2人とも別れを望んでいないことは分かっていました。
お互いに別れたくなんてありません。
これ以上の人はいないと分かっているから。
「運命の人」だと思っているから。

でも、意図は違っても、お互いに言ってはいけないことを言ってしまったのです。
1度口から出た言葉は言わなかったことには出来ません。

「近くのコンビニで降ろしてくれよ」
「ビール買って帰る」

「それなら最後に私の家に行きませんか」
「ビール私飲まないので持って帰ってください」

「ならそうするよ」

私の家への最後のドライブです。

そのとき洋服とか旅行貯金とかも渡そうと思っていました。
翌日改めて逢うのが嫌だったから。

「鍵もう返したから、俺の家じゃないからビール持って来てくれ」
「歩いて帰るから送らなくていい」

私の家から御主人様の家まで歩くと少し距離があります。

ビールが家に12缶以上あったので、全部手で持ったら重たいですし、
仕事カバンも重いのを知っているので、せめて近くまで送り届けると
私も譲りません。

「しがみついてもこないからな」

「しがみつけば、別れ以外の選択肢があるんですか」

「やってみないと分からないだろう」

せっかく我慢してたのに。
もう涙がとまりませんでした。

「別れたくなんてないです」

「明日の朝、ご飯食べにくるから」
「土曜日おでかけ一緒にするんだろ」

ビールを家から1本だけ持ってきて、御主人様の家の近くまで
送り届けました。

まだまだ微妙な空気が流れていて、気まずい雰囲気でした。
最後キスをしないで別れたのも初めてでした。
お互いに手を振って別れました。


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ナイトクルーズ(当日)

いよいよナイトクルーズ当日です。

この日の天気予報は、午前中雨で午後から曇り。
夜は大丈夫そうでした。
ところが、実際は午前中快晴で夕方には大雨。

御主人様を朝、職場に送り届けて、日中は自分も仕事をして、
御主人様が気に入ってくれている白のワンピースの色違いに着替え、
旅行用に買ってもらったピアスをつけて、手巻き時計をつけて。
すごく楽しみにしていたので、久しぶりにコンタクトにしました。
御主人様の仕事が終わる時間に迎えに行きました。

迎えに行く道は、大雨でした。
でも、空は明るかったので、そのうち止むだろうと期待して。

御主人様と合流して、港へ向かいます。
港に着いた頃には、雨が止んでいました。
少し早めに着いたので、1番近い駐車場に停めることができました。

ふと時計を見てみると、さっき手動で巻いたはずなのに止まっていました。

「時計止まってる・・・・・」

「見せてみろよ」
「どうせビビッてあんまり巻いてないんだろ(笑)」

そう言って私の手巻き時計の時間を合わせてくれました。
持っていたものの、普段使ってなくて、最近御主人様に見てもらってから、
少し使うようになった時計です。

初めてのナイトクルーズ。
凄く凄く楽しみで、港に早く船が来ないか、何回か見に行きました。

船を待つ施設内は、冷房がすごく効いていて、寒かったです。
ワンピースにカーディガンだった私は凍えていました。
すると、御主人様がジャケットを貸してくれました。
大きいサイズの御主人様のジャケット。
その温かさと、御主人様の優しさに包まれて幸せでした。

いよいよ搭乗時間です。
船は少し揺れていて、私はちょっと酔ってしまいました。
私が酔ってることにすぐ気づいてくれる御主人様です。
どうにか我慢できるほどの揺れでよかったです。

10人ほどで同じテーブルを囲んでのバイキング形式の食事でした。

「お前無駄に愛想がいいから、こっちに座って隣の人にビールついでやれ(笑)」
「俺、人見知りだから」

そう言って1番端に座る御主人様。
「無駄に愛想がいい」とは気になる表現ですが、褒め言葉と受け取っておきます(笑)
前の人も隣の人もいい人たちでした。

ビールを飲んでいた御主人様が
「たまにはワインでも飲むかな」って言って
白ワインを飲みだしました。

「お前の前でワイン飲むの初めてだよな」

「・・・・・・・初めてじゃないですよ・・・・・」

「いつ飲んだ(笑)」
「どこで?」

「初めて逢った次の日一緒に行った美術館ですよ!!!」
「1月31日ですよ!」

「ほんとよく覚えてるな(笑)」

参考記事
ラブラブデート


途中で、1番上の階のデッキまで登っていって、船から見える景色を堪能しました。
とても綺麗でした。

夜景をバックにツーショットの写真も撮って、夜風を感じながら幸せな時を過ごしていました。

船から見える夜景




自分のことを人見知りとかいいながら、デッキにいた若者に話しかける御主人様。
「何歳?」

ハタチと答える青年。

「おいちゃん、いくつに見える?」

おっと・・・・・これは若者ピンチ(笑)
ただでさえちょっと見た目がコワメの御主人様。
そこに、どの答えが正解なのか分からない際どい質問。

私は見ていてハラハラ(この子かわいそうに・・・・・。なんて答えるんだろう)

「・・・・・・・若いですよね」
「四十・・・・・・・」

「正解」
「四十代だよ(笑)」

若者大正解!!!
1番無難な答えを言い当てました(笑)
私もホッとしました(笑)

あとから
「どこが人見知りですか(笑)」
「めっちゃ困ってたじゃないですか(笑)」

とても楽しい時間を過ごしていたのですが、このあとの会話をキッカケとして、
「別れる」にまで発展した大喧嘩になるとは予想していませんでした。


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ナイトクルーズ(前日)

ナイトクルージング前日の会話

参考記事
ナイトクルーズ(予約)

「いよいよナイトクルージング明日だな」
「楽しみだな(笑)」
「明日の朝、職場まで送ってくれよな」
「そして夕方迎えに来てくれ」

これで、御主人様は車を気にせずに飲めます!

「ナイトクルージングは大人の世界だな」
「お前、小さいからご入船できませんって言われるぞ(笑)」
「大人しか入れませんって」
「明日、クルージングが終わってからお前の家に寄って一発やって帰ってもいいな」
「あ、でも生理か」
「また生理でもしてって言うんだろうな(笑)」
「お前が生理だから、サメが寄ってくるぞ(笑)」
「お前、肉がなくて美味しくなさそうだからな」
「近くまできて、なんか美味しくなさそうってサメもいなくなるよ」
「でも、エラが張ってるからな」
「魚類と間違えられるかもな(笑)」

もう散々な言われよう(笑)

「今日ちゃんと寝ろよ!」
「またどうせ楽しみで寝れないんだろうがな(笑)」


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お前がピーピー泣くから少しだけ逢いに行く

ある日の夕方4時過ぎに御主人様から電話がありました。

「この時間から仕事が入った」
「今日は行けないかも」

「分かりました………」

「しょんぼりするな(笑)」
「また連絡する」

そして6時半過ぎ、また電話がありました。

「終わったよ」
「今から帰るから7時くらいかな」
「買い物もしないといけないしな」
「ちょっとだけお前の家に寄っていくかな」
「すぐピーピーピーピー泣くからな(笑)」

いつもの場所まで迎えに行って、うちに着いたのが7時くらい。
いつもなら、もう帰ってる時間です。

イスに座ってる御主人様の足元に座り込んで、チューして抱きついて。
クリを弄られながら、乳首を摘まれながら、ベロチューされて。

私がすでに逝きそうになってるのを分かってる御主人様。

「逝きそうなのか?」

またすぐにベロチューされて、ちゃんと喋れなくてウンウン頷いて。
そのままチューしたまま逝ってしまいました。

10分くらいで帰るんだろうと思っていたのに

「ちょっとしゃぶれ」って言い出す御主人様。

「帰らなくていいんですか?」

「いいから裸になれ」
「そのパンツは見たことないな」
「結構好きだな」

御主人様のものを咥えます。

「玉も舐めろよ」

枕の横に、いつもスタンバイさせているタラちゃん用バスタオル。
これを御主人様がベッドに広げてくれます。

「ほら、横になれ」
「足広げろ」

正常位の姿勢になって、私は自分の足を持って広げます。
御主人様に出逢う前まで、中では逝った経験がなかったのに、
今では御主人様のものが入ってくるだけで逝くようになりました。

乳首をつままれ、首を締められ、耳を舐められて。

ほんと、何度逝かせてもらってるか分かりません。

「またお前のタラちゃんがタラタラしてるよ(笑)」


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生涯奴隷

Author:生涯奴隷
御主人様の専属生涯奴隷になることが私の生きる道。私が唯一輝ける場所。それは御主人様の足元。

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